IGNOVA(イグノヴァ)試打評価|最新4大ドライバー相性比較
※この記事はYouTube動画を元に構成しています
今回の動画は、ゴルファーなら誰もが気になる新作シャフト、エストリックス(S-TRIXX)「IGNOVA」の検証です。かつて伝説のシャフトと言われ、あまりの人気に即完売してしまった「X(エックス)」。そのエストリックスから待望のニューモデルが登場しました。果たしてその実力はどうなのか?話題の最新ヘッド4機種(タイトリスト(Titleist)、キャロウェイ(Callaway)、PING(ピン)、ヨネックス(YONEX))を使い、プロが徹底的に打ち比べてみました。
今回の結論:IGNOVAは「スイングを変えずに、シャフトの復元力で勝手にタイミングが合う」オートマチックな究極の武器になります。
S-TRIXX IGNOVA BX試打レビュー|形状記憶合金で振り遅れない秘密
【YouTube動画:12分48秒】
目次
新生「IGNOVA(イグノヴァ)」の特徴とEI剛性|伝説の系譜が復活
「イグニッション(始まる)」と「ノバ(輝き)」を掛け合わせた造語で、「輝き始める」という強い意志が込められた新生エストリックスのニューシャフト。それが今回の「IGNOVA BX(ビーエックス)」です。今後、BX以外のラインナップも展開されるのではないかと期待が高まるシリーズ展開となっています。
カタログ上はいわゆる中調子とされていますが、現代のシャフトは調子だけでは判別できません。公開されているEI剛性分布や素材を見ると、IGNOVAの隠された性能が見えてきます。
- 手元~中間のしなやかさ: 剛性を少し低く設計することで、中調子ベースでありながら心地よい「しなり感」を演出
- 当たり負けしない先端の強さ: 先端剛性を高めに設定し、インパクト時のブレを抑制
- 強烈な「復元力」を生む新素材: 先端部に形状記憶合金(ニッケルチタン)を採用し、しなったシャフトが瞬時に元に戻る
IGNOVA 5S(振動数260cpm)試打レビュー:驚異の復元力が生む「オートマチック感」
まずはIGNOVA 5Sから試打をスタート。振動数は260cpmとややしっかりめの数値ですが、実際に振ってみてまず感じたのは「すっとしなって、勝手に戻ってくる」という抜群のタイミングの取りやすさでした。
切り返した瞬間に手元側が心地よくしなり、そのまま「バーン」と強烈に復元。力を入れなくても、しなった分だけスピーディーに戻ってくるため、ボールを強く押し込んでくれます。画面では伝わりにくいかもしれませんが、インパクトで球を「押している」感覚が非常に強いシャフトです
プロが「もうこれにします」と即答するほど惚れ込んだIGNOVA。その驚異のオートマチック感を生み出しているのは、以下の3つの要素です。
- タイミングが勝手に合う「しなやかさ」: 中間〜手元側の剛性を少し低くした設計により、切り返しで心地よい自然な「間」が生まれる
- 強烈にボールを押し込む「復元力」: 先端部に採用された形状記憶合金(ニッケルチタン)の力で、力まなくてもスピーディーにヘッドが戻る
- ミスが分かりやすい純粋な挙動: 先端の剛性が高く当たり負けしないため、余計な操作をしなければそのまま真っ直ぐ飛んでいく
プレイヤーが自分で何か操作をする必要は一切ありません。自分のスイングテンポに合わせて振るだけで、シャフトが勝手にタイミングを合わせてくれる極めてオートマチックな挙動。
(※プロの視点:特にヘッドスピード40〜43m/s前後の一般的なアマチュアゴルファーが5Sを使用した場合、この「勝手に戻ってくる」恩恵を最も実感しやすく、スイングを変えずに飛距離アップを狙えます。)
構えて真っ直ぐ振れば、そのまま真っ直ぐ飛んでいく。もし曲がったとしたら、それはプレイヤーが余計な動きをしてしまった証拠と言えるほど、自分のミスが分かりやすい純粋な仕上がりです。
【ヘッド相性比較】IGNOVAと最新人気ドライバー4機種の決定的な違い
どんなに優れたシャフトでも、ヘッドとの組み合わせが合わなければ本来の性能は発揮できません。今回は特徴の異なる4つの人気ヘッドとのマッチングを検証し、読者の皆様が迷わないための選択軸を探りました。
以下に、4つのヘッドの特徴とおすすめな人をまとめました。
- タイトリスト GT3
- 特徴・弾道:初速重視 / バランス型
- 相性・おすすめ:【最強の飛び】 ボールスピードを最大化し、飛距離を伸ばしたい人
- キャロウェイ クァンタム ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)
- 特徴・弾道:ロースピン / 小ぶり
- 相性・おすすめ:【要注意】 操作性が高い分、大型ヘッドで右のミスを消したい人には不向き
- PING G440 K
- 特徴・弾道:超・高慣性モーメント
- 相性・おすすめ:【寛容性重視】 曲がり幅は抑えられるが、振り遅れには注意が必要
- ヨネックス EZONE GT(イーゾーン ジーティー)Type D
- 特徴・弾道:ドローバイアス / 捕まる
- 相性・おすすめ:【プロ一推し】 右へのすっぽ抜けを完全に消し、力強いドローを打ちたい人
飛距離と初速の最強セット!タイトリスト GT3 × IGNOVA 6X
初速性能の高さとミスヒットへの強さが光るGT3との組み合わせは、まさに「飛びの最強セット」。先端剛性の高さと相まってボールスピードが格段に上がり、ヘッドがどんどん加速していく感覚は圧倒的です。飛距離と方向性のバランスが最も優れており、プレイヤーの目指す弾道に合わせてGT2やGT4など重心を変えることで、さらに幅広いゴルファーにフィットする可能性を秘めています。
ロースピン系は挙動に注意?キャロウェイ クァンタム トリプルダイヤモンド
飛びをテーマにした人気ロースピン系ヘッド。実際に振ってみると、小ぶりなヘッド形状ゆえに、視覚的に「捕まりすぎそう」「返りそう」というフィーリングを感じやすいかもしれません。もちろんポテンシャルは十分ですが、大型ヘッドで右に抜けやすいものをIGNOVAのシャフト性能でカバーするような組み合わせの方が、より安心感を得られる可能性があります
超・高慣性モーメントとの相性は?PING G440 K
慣性モーメントの塊である超大型ヘッドとの組み合わせ。今回は切り返しで少し振り遅れてしまい、右に抜けるミスが出てしまいました。PINGらしい寛容性のおかげで思ったより曲がり幅は抑えられたものの、飛距離面では少し物足りない結果に。この組み合わせを選ぶ際は、フレックスや重量の選定をより慎重に行う必要がありそうです。
右への振り遅れを完全払拭!ヨネックス EZONE GT Type D
今回、大穴にして「プロの一推し」となったのがこの組み合わせです。右にドーンと抜けてしまうような振り遅れスイングでも、ヘッド本来の捕まり性能とIGNOVAの先端剛性が見事にシンクロ!右に出てから力強いドローで真ん中に戻ってくる、最高に気持ちいいセッティングが完成しました。絶対に右へのミスを消したい、しっかり捕まえたいゴルファーにとって、これ以上ない頼もしい武器になります。
プロも驚愕したその強烈なドロー弾道は、まさにスイングのミスをなかったことにしてくれる圧巻の軌道でした。
試打総評:IGNOVAは「ヘッド選び」で完成する究極のシャフト
今回の検証を通して強く感じたのは、シャフト自体の完成度の高さと、ヘッドとの相性の重要性です。IGNOVAの最大の魅力は「切り返しの心地よさ」と「タイミングの取りやすさ」。シャフトが勝手に仕事をしてくれるため、プレイヤーはシンプルに「どんなボールを打ちたいか」というヘッドの特性だけを基準にクラブを選ぶことができます。
良い悪いではなく、自分に合っているかどうか。その選択肢を大きく広げてくれるポテンシャルを持ったシャフトです。
このIGNOVAの心地よい復元力は、4plusの市ヶ谷店および東宝調布店にて、実際に試打・フィッティングが可能です。豊富なヘッドとの組み合わせの中から、あなたが一番「輝き始める」最高の1本をぜひ店頭で見つけてください。ご予約をお待ちしております。