ウェッジ重心比較|フォーティーンFRZとRM-W試打で分かる決定的な違い
※この記事はYouTube動画を元に構成しています
「グリーン周りでどうしても引っ掛けてしまう」「フェースを開いて打つと、イメージ通りに球が乗らない…」 アプローチでそんな悩みを抱えていませんか? もしかするとそれは、あなたの腕のせいではなく、ウェッジの「重心」がスイングに合っていないせいかもしれません。
今回は、ゴルファーがアプローチで陥りがちなミスを紐解く「ウェッジの重心」にフォーカスした徹底検証です。バランスの話はよく聞くと思いますが、実は「重心の位置(高い・低い、近い・遠い)」がスイングや球筋に与える影響は計り知れません。今回はフォーティーン(FOURTEEN)の旧モデル「RM-W」と現行モデル「FRZ」を実際に打ち比べながら、重心設計の違いがもたらすリアルな挙動を解説します。さらに、ノーメッキとメッキありの違いについても比較検証しました。
今回の結論:ウェッジは「重心距離(近い・遠い)」によってフェースの開閉のしやすさが劇的に変わるため、フェースを操作したいか、引っ掛けを抑えたいかによって選ぶべきモデルが明確に分かれる。
スピンを操るなら重心を理解せよ!重心距離がアプローチに与える衝撃の差
【YouTube動画:11分31秒】
目次
重心距離が遠いウェッジの試打|「RM-W」は引っ掛け防止に最適?
まず試打するのは、ゴルフクラフト・フォーティーンから展開されていた「RM-W(58M)」。現行のSソールとほぼ同等のモデルです。このウェッジの大きな特徴は、重心が低くて遠いという点。
実際に構えてパッと置いた瞬間から、フェースが自然と開いていくのがわかります。トウ側にボリュームを持たせているため、何もしなくても重心が外側へと逃げようとする動きが出ます。そのため、普通に打つとボールはつかまりづらく、フェースの下を抜けてしまうような感覚に陥ることも。
しかし、これは決してデメリットではありません。「アプローチでどうしてもフェースを動かしすぎてしまう人」や「引っ掛けのミスが嫌な人」にとっては、このマイルドな動きが強力な武器になります。自分で積極的につかまえにいって、ちょうど良いイメージの球が打てる。そんな安心感のある設計が魅力です。
重心距離が近いウェッジとの比較|現行モデル「FRZ」の圧倒的な球持ち
続いて、現行モデルの「FRZ」を試打します。こちらはRM-Wとは真逆で、重心が近い設計。ヘッドを見比べると一目瞭然で、ネック周りやトップブレードのボリューム感が大きく異なります。
地面にドンと置いた時の安定感も別格。フェースが勝手に開いたり逃げたりせず、自分のイメージ通りにピタッと構えられます。実際に打ってみると、ボールがフェースにしっかり乗る「球持ちの良さ」を明確に体感。フェースが開こうとするRM-Wに対し、FRZはフェースを自分でしっかりと動かしやすく、コントロールが非常に楽です。
同じフォーティーンのウェッジでありながら、これほどまでにハッキリとキャラクターが異なるのには驚きを隠せません。
結局どれがいいの?RM-WとFRZの決定的な違いと選び方の正解
アプローチにおいて「重心距離の遠い・近い」は、ゴルファーとの相性の良し悪しが最も顕著に出るポイントです。最近はヘッドが少し大きめのものや、重心距離が長いウェッジも増えていますが、見た目の好みやフィーリングだけで選んでしまうと「なんだか思ったよりつかまらない」「イメージ通りにクラブが動かない」といったズレが生じやすくなります。自分のスイングやプレースタイルに対して、どちらの重心設計がマッチするのか。ここを見極めることが、ウェッジ選びにおける最大の鍵となります。
【FRZ向き】フェースを自分で操作・コントロールしたい人
自分でフェースの開閉度合いを調整し、スピンを入れたり球を上げたりと、多彩なコントロールをしたい方には重心が近い「FRZ」が圧倒的に扱いやすいでしょう。
【RM-W向き】フェースの動きを抑えたい・引っ掛けを防ぎたい人
逆に、手先を使いすぎてしまう方や、フェースの過度な動きを抑えてマイルドに打ちたい方には、重心が遠い「RM-W」の方がイメージ通りの結果を得やすくなります。
量販店で「これ、カッコいい!」と直感で買ってしまうと、実は自分のスイングと重心設計が合っておらず、「つかまらないから無理やり手でこねる」といったスイングへの悪影響を及ぼす危険性すらあります。ウェッジ選びにおいて、重心設計の確認は絶対に妥協してはいけないポイントです。
メッキの有無でスピンは変わる?ノーメッキ仕様の試打検証
重心設計に加えて、今回は同じFRZのヘッドを使って「メッキあり」と「ノーメッキ」の比較検証も行いました。ヘッドの重心やバウンスといった基本設計、そして打ち方は全く同じです。
しかし、結果は「嘘でしょ?」と声が出るほど劇的に変わります。被膜(メッキ)が1枚あるかないかだけで、ボールの高さやスピンの入り方が別物に。さらに、打った時のフィーリングや打音まで明確な違いが出ました。細かな加工精度の差などもあるとはいえ、ノーメッキがもたらすパフォーマンスの違いは一目瞭然。スピン量や食いつき感にこだわる方は、ぜひ一度ノーメッキの威力を体感してみてください。
総評|ウェッジ選びは重心設計から!フィッティングで自分に合う1本を
今回はウェッジの「重心」をテーマに、重心が遠いモデルと近いモデルの違いを体感しました。高い・低いによるスピン量や打ち出し角の違いももちろんありますが、アマチュアゴルファーにとって一番違いを感じやすいのは「重心距離(遠い・近い)」によるフェースの操作性です。
たった20ヤードのアプローチでも、ヘッドの入り方や方向性に大きく関わってきます。自分が今どんな球筋で悩んでいるのかを明確にし、それに合わせた重心設計のクラブを選ぶことがスコアメイクの鍵となります。
このウェッジの違いは、4plus東宝調布店にて実際の試打・フィッティングでご体感いただけます。博士が皆様をお待ちしておりますので、自分にピッタリと合う1本を見つけに、ぜひ店頭へ足を運んでみてください。
【試打・比較モデルまとめ】
- FOURTEEN RM-W(58M)|※現行のSソール同等
- 重心設計:低くて遠い
- おすすめな人:フェースの動きを抑えたい人、引っ掛けのミスを防ぎたい人
- FOURTEEN FRZ(メッキあり)
- 重心設計:近い
- おすすめな人:フェースの開閉を自分で操作し、多彩にコントロールしたい人
- FOURTEEN FRZ(ノーメッキ)
- 重心設計:近い
- おすすめな人:FRZの操作性に加え、より強いスピン量と打感(食いつき)を求める人
※すべて同一シャフトでの試打