FRZ同型!フォーティーンF-WEDGE 58度ソール4種比較
※この記事はYouTube動画を元に構成しています
「お店の人工マットで試打したときは良かったのに、コースの芝の上だと上手く打てない…」 ウェッジ選びで、こんな経験はありませんか?実はお店のマットではソールが滑ってごまかせてしまうため、本当の「ソールの抜け感や跳ね方」は分かりません。
今回の動画は、4plus(フォープラス)ウェッジ研究所からお届けします。舞台は東宝調布スポーツパークの天然芝。テーマは「同じ58度のウェッジでも、ソール形状でアプローチはどう変わるのか?」の解明です。
プロ支給モデルのノーメッキ仕様「F-WEDGE(エフウェッジ)」を用意し、H・S・W・Tという4種類の異なるソールを打ち比べました。なお、このF-WEDGEは、市販の人気モデル「FRZ(エフアールゼット)」とほぼ同等の形状です。FRZの購入を検討している方にもそのまま役立つ内容になっています。お店の人工芝ではごまかせてしまう「リアルな芝の上での抜け感や跳ね方」を、澤田博士の解説とともに徹底検証していきます。
今回の結論:フォーティーンF-WEDGE(FRZ同型)の4つのソール形状は、ゴルファーの入射角やアプローチのイメージによって、選ぶべき最適な1本が明確に分かれる実戦的なウェッジです。
ウェッジ選びで重要なバウンス角|知らないと損する基礎知識
【YouTube動画:13分47秒】
目次
ダフリ防止に最適!F-WEDGE「Hソール」58度試打レビュー
ウェッジのバウンスといえば、8度・10度・12度といった数字や、「ロー・ミッド・ハイ」の3種類でイメージする方が多いのではないでしょうか。ハイバウンスはやさしく進んでくれる、ローバウンスは刺さりやすくてシビア……そんな一般的なイメージがありますが、実は「バウンスの角度」が全てではありません。ソールの幅や、どの部分がどうカットされているかによって、芝の上での挙動は劇的に変わります。
芝の上で実感する「座りの良さ」と安心感
まずはバウンス角11度の「Hソール」から試打をスタート。実際に芝の上から打ってみて最初に感じたのは、「ものすごくソールが滑ってくれる」という強い安心感でした。
数字上はこの4本の中で最もハイバウンス寄りの設計ですが、手前からヘッドが入ってしまっても、地面に接地した瞬間に前へ進む力が強く働きます。ダフりのミスに強く、アプローチに苦手意識がある方でもザックリしにくいのが魅力の設計。
また、ハイバウンスのウェッジは構えた時にリーディングエッジ(刃)が浮いて見えがちですが、実際の天然芝の上に置くとヘッドが程よく沈み込み、ペタッとくっついて見えます。人工マットの上とは全く違うこの「座りの良さ」と「構えやすさ」は、まさにコースで活きる実践的な形状と言えます。
【比較】F-WEDGE 58度 SソールとWソールはどっちが合う?
続いては、バウンス角の異なる2つのソール形状を比較していきます。同じ58度でも、自分の打ち方によってこれほどまでに好みが分かれるのかと驚かされる結果になりました。
標準的だが跳ね方が違う「Sソール」
Sソールはバウンス角9度の標準的なタイプですが、Hソールと比較するとカットされている部分が少なめで、地面に当たる面積が広くなっています。同じ感覚で打ってみると、Hソールが「滑る」のに対し、Sソールは「後ろ側で跳ねる」感覚が際立ちました。ハンドファーストを強くして低く入れるのか、ヘッドを走らせて拾いに行くのか。打ち方によってソールの当たる場所が変わるため、数字以上にバウンスが多く(ハイバウンスっぽく)感じる方もいるはずです。
強烈なスピンのローバウンス「Wソール」
一方のWソールは、かなり幅広のワイドソールでありながら、バウンス角は7度と少なめの設定。実際に打ってみると、手首を使ってヘッドを走らせるタイプのゴルファーにとっては、ソールの後ろ側が少し邪魔をして「カンッ」と跳ねてしまう(少し引っかかる)印象がありました。跳ねる分だけ球が強くなり、イメージよりも飛んでしまう傾向があります。しかし、フェースを開いて打つと状況は一変。キュキュッと強烈なスピンが入り、球をフワッと上げるよりも、低い打ち出しからスピンでギュッと止めるようなアプローチに最適です。
【SソールとWソール、どっちが合う?】 原稿の検証をまとめると、それぞれ以下のようなゴルファーにおすすめです。
- Sソール(バウンス9度)はこんな人に!
- 自分の打ち方(上から入れるか、拾うか)でソールの当たり方を調整したい
- 標準的な形状の中で、しっかりバウンスが効く(跳ねる)感覚が欲しい
- Wソール(バウンス7度)はこんな人に!
- 低い打ち出しから、キュキュッと強いスピンで球を止めたい
- ※注意点:手首を使って拾う(払い打つ)タイプの方は、ソールの後ろが邪魔をして球が強く弾きすぎる(飛びすぎる)可能性があります。
F-WEDGEソール試打|フェースを開いて操る人に最適な「Tソール」
アプローチで、こんなお悩みはありませんか?
- 「フェースを開くと、刃が浮いてトップしそうで怖い…」
- 「ワイドソールだと、ソールの後ろが地面に突っかかる気がする」
- 「状況に合わせて、自分でバウンスの効き具合を細かく操作したい」
このような感覚がある方にピッタリなのが、最後にご紹介するバウンス角8度の「Tソール」です。他のモデルと比べてソールが削られている面積が大きく、当たる場所が最も薄いのが特徴です。
フェースを開いてもバウンスが邪魔しないペタペタ設計
素振りをした瞬間から、芝に突っかかる感覚が全くありません。実際にボールを打ってみても、ソールの後ろ側が一切邪魔をせず、自分がイメージした通りのコンタクトが可能です。
ワイドソールのモデルでフェースを大きく開くと、バウンスが効きすぎてトップのミスが出やすくなりますが、このTソールはペタペタに削られているため、開いてもしっかりボールを拾ってくれます。元々のバウンス効果が少ない分、アプローチの状況に合わせて「自分でバウンスを効かせたい分だけコントロールする」という操作性を求めるゴルファーにとって、最高の武器になるでしょう。
結局どれを選ぶべき?ウェッジのソール形状とバウンスの選び方
今回はフォーティーンのF-WEDGEを用いて4種類のソールを比較しましたが、すべて同じ「58度のウェッジ」であるにもかかわらず、その挙動は全くの別物でした。最近のウェッジは、56度・58度・60度といったロフト帯において、複数のソールバリエーションを展開するメーカーが増えています。
【失敗しないウェッジ選びのチェックポイント】 同じロフト角でも、選ぶソールによって結果は大きく変わります。迷ったときは以下の3つを思い出してください。
- 自分の「入射角」を把握する(鋭角に入れるか、浅く払い打つか)
- 打ちたい「球筋」を明確にする(上げる、転がす、スピンで止める)
- 人工マットではなく「実際の芝やバンカー」で試打をする
合わないウェッジで悩む前に、ぜひ一度、実際の芝生やバンカーで様々なソール形状を打ち比べてみてください。4plus市ヶ谷店、および東宝調布スポーツパーク内の店舗では、今回ご紹介したフォーティーンをはじめ、各社ウェッジのフィッティングが可能です。実際の芝の上で最適なヘッドとシャフトの組み合わせを見つけて、思い通りのアプローチを手に入れましょう。皆様のご予約をお待ちしております。
【試打スペックまとめ】
Fourteen F-WEDGE(※プロ支給ノーメッキ仕様 / 市販品『FRZ』相当)
- Hソール(バウンス角11度)
- 特徴: 圧倒的な滑りでダフリを防止。座りが良く刃が浮かない。
- おすすめ: アプローチに苦手意識がある方
- Sソール(バウンス角9度)
- 特徴: 標準的だが、打ち方でバウンスの当たり方(跳ね方)が変わる。
- おすすめ: 自分の技術で当たり方を調整したい方
- Wソール(バウンス角7度)
- 特徴: ローバウンス×ワイド設計。強烈なスピンが入りやすい。
- おすすめ: 低く出してキュキュッと止めたい方
- Tソール(バウンス角8度)
- 特徴: 削りが大きく、フェースを開いてもバウンスが邪魔しない。
- おすすめ: 状況に応じてフェースを開閉し、自分で操作したい方