【試打】PXG GEN8アイアン3モデル比較!ウェイト調整の驚異的効果
※この記事はYouTube動画を元に構成しています
本記事では、ゴルファーなら誰もが気になるPXG(パーソンズ・エクストリーム・ゴルフ)の新作「GEN8(ジェンエイト)」アイアンを、実際の試打と弾道計測データをもとに徹底検証します。 スコアメイクの要となるアイアン選びにおいて、近年主流となっているのが「中空アイアン」です。PXGはドライバーの評価が高いですが、実は中空アイアンの進化を牽引する存在でもあり、今回の「GEN8」も非常に良い仕上がりになっています。 「GEN8」は基本的にはすべて中空構造で、ボールが上がりやすく、しっかり止まり、打感も良いのが特徴です。さらに、バックフェースのトゥ側・ヒール側・中央の3箇所にあるウェイトをコントロールすることで、球筋やヘッド重量などを自在に変えられるという、他メーカーの中空アイアンにはない独自の強みを持っています。
今回の結論:PXG GEN8アイアンは、ウェイト調整により「どんなスイングのゴルファーにも完璧に合わせられる」究極のカスタマイズアイアンです。
【PXG GEN8試打】ウエイト変更で激変!?最新アイアン3機種の評価・違いを解説
【YouTube動画:18分00秒】
目次
PXG GEN8「P」試打評価|飛距離・スピン・打感のバランスを検証
まずは基準となる一番スタンダードなモデル「P(ピー)」(7番/ロフト30度)から試打していきます。少しロフトが立っている設定ですね。
GEN8シリーズは、どのモデルにもウェイトが付いています。標準ウェイトは5gが2つ装着されており、ヘッド重量自体は結構軽めに作られています。そのため、ネックの中にチップを入れて重くしたりと、そのプレイヤーに合わせた重量にセッティングしていく前提の作りになっています。
扱いやすさと、中空らしからぬ心地よい打感
実際に「P」を構えてみると、標準モデルということもあり全く難しそうな印象はありません。むしろ少しグースが入っているので、球をしっかり捕まえてくれそうな安心感があります。 正直、打つ前は「一番スタンダードなモデルだし、そこまで際立った特徴はないだろう」と予想していたのですが、実際の弾道データを見て驚きました。
実際に打ってみると、打ち出し角は20度近く上がり、スピン量も5000回転以上と理想的です。ボールの高さは30.2ヤード、着地角が47.5度。キャリー156ヤードでトータル161ヤードと、飛距離がしっかり出つつも、高さが出てピタリと止まる球が打てました。 アイアンは飛びすぎてもダメなので、できれば着地角45度以上、スピン量5000回転以上が出ると最高なのですが、まさにその数値をクリアしています。
打感については「中空だな」という感じはありますが、他メーカーの強い中空感があるクラブと比べると、そこまで硬い弾き感はありません。コントロールして曲げたりするのもやりやすく、まずは真ん中の基準モデルとして文句のない仕上がりです。
やさしい「XP」の罠?試打で判明した合う人・合わない人の決定的な違い
続きまして、3モデルの中で一番やさしい位置づけの「XP(エックスピー)」(7番/ロフト27度)です。ロフトが立っていてヘッドサイズも大きく分厚いフォルム。慣性モーメントも大きいですが、その分ボールも上がりやすい設計になっています。
構えてみても「球が上がらなそう」といったプレッシャーはなく、グースが入っている分、ボールを拾ってくれるイメージが湧いてきます。
スイングタイプで変わる「やさしさ」の定義
実際に打ってみると、今回の試打テスター(ドローヒッター傾向)のスイングではフェースが少し閉じきれず、スピン量が下がって右へ飛んでいきました。データを見ると、フェーストゥパスが3.2度のフェースオープン。慣性モーメントが増えた分、フェースが開きやすくなった印象です。
ここから見えてくるのは、「何をもってやさしいとするか、誰にとってやさしいのか?」ということです。スイングタイプによって、XPの立ったロフトや大型ヘッドの恩恵は以下のように分かれます。
- XPが「最高にやさしい武器」になる人 インパクトでロフトが寝て当たりやすい人(立ったロフトが飛距離をカバーしてくれます)
- XPが「必ずしもやさしいとは言えない」人 ハンドファーストが強い人や、フェースを積極的にターンさせる人(慣性モーメントの大きさにより、フェースが開きやすく感じる場合があります)
少し捕まえにいって2球目を打ってみると、今度はしっかりフェースが閉じ(フェーストゥパス-0.5度)、スピン量4850回転、高さ28ヤード、着地角44.8度という結果に。先ほどの「P」よりもダイナミックロフトが2度ほど下がり、少し低めで弾く打感になりました。ただ「やさしさ」だけで選ぶと、少し注意が必要なモデルかもしれません。
ツアー向け「T」試打データ比較|圧倒的なスピン性能と中空特有の寛容性
3つ目は、ツアーモデルの「T(ティー)」(7番/ロフト32度)です。大型の「XP」から持ち替えたこともあり、より一層ヘッドが小ぶりに感じます。トップブレードの上部が少し角ばっており、シャープで抜けが良さそうな顔つきです。
驚異のスピン性能!ランわずか2ヤード
打った瞬間に「スピンが入った!」と分かるほど、全く違う弾道が出ました。 打ち出し角21度、スピン量5900回転。高さ32ヤードからの着地角は約50度。キャリー151ヤードに対してトータルが153ヤードと、なんと2ヤードしか転がっていません!
3つのモデルのなかで、シンプルにロフトとコンセプト通りの変化が綺麗に分かれて出ています。小ぶりなヘッドだからなのか、中空と言っても打感がすごく柔らかく感じられ、ラフから本当に打ってみたくなる実践的なアイアンです。
弾道が激変!PXG独自のウェイト調整でスイングを変えずに弱点を克服
今の3モデルだけでもこれだけ弾道が違いますが、さらにここからバックウェイトのトゥ側とヒール側を変更すると、かなり球筋が変わります。 例えば、アイアンがどうしてもインから強く入ってしまう人など、左右のズレに対してウェイトでどうカバーできるのか。先ほど右に真っ直ぐすっぽ抜けてしまった「XP」を使って試してみます。
ウェイト配置の変更で「素振りの感覚」から激変
① 右へのすっぽ抜けを防ぎ、しっかり捕まえたい場合
- 設定: トゥ側2g / ヒール側6g(トータル10gから8gへ軽量化し、重心距離を短く)
- 体感と結果: 素振りの段階からヘッドがクルッとターンしてくるのを感じます。実際に打つと、フェースアングルがマイナス2.3度(クローズ)になり、ボールを運ぶようにしっかり捕まえてくれました! スピンも入り、高さも出ています。
② 重心距離を真逆に変えてみた場合
- 設定: トゥ側とヒール側のウェイト重量を逆転
- 体感と結果: 先ほどとは素振りの感覚が全く違い、重心距離の変化がはっきりと体感できます! 打ってみるとフェーストゥパス2.1度(クローズ)で左へ。少し薄くトップ気味に当たった球でもスピン量6500回転・着地角45度をキープし、何よりフェース面が全くブレずに真っ直ぐ振り切れました。
アイアンで右に行くのを嫌がって手で無理やりフェースを閉じる癖がつくのは避けたいもの。GEN8なら、スイングを変えずにウェイトコントロールだけで理想の弾道に導いてくれます。
総評|PXG GEN8はウェイト調整で「自分だけの完璧なアイアン」になる
様々なメーカーからツアー向け〜やさしいモデルまで展開されていますが、PXG GEN8アイアンはこのウェイト調整があることで、左右の慣性モーメントも変えられ、捕まり具合も個人のフェースローテーションに合わせて細かくセッティングできます。このシリーズだけで、ほとんどのゴルファーにぴったり合わせられると感じました。 ライ角の調整ももちろん影響は大きいですが、ウェイトを変えるだけでも非常に高い効果があることが分かりました。
そして、この秀逸なヘッドに合わせたいのが、日本シャフトの『N.S.PRO(エヌエスプロ) ラグジュアリーブラック(LUXURY BLACK)』シャフトです。PXGの『エクストリームダーク(Xtreme Dark)』仕上げのヘッド、さらにウェルミックス(WELLMXS)のグリップを合わせれば、太陽の光で黒く輝く、最高にカッコいい漆黒のセッティングが完成します。
この3種類のヘッドとウェイトの変更、もちろんシャフトのフィッティングも体験できるのは、4plus(フォープラス)市ヶ谷店ならではです。自分に完璧に合う1本を、ぜひ店頭でフィッティングして体感してみてください。
【試打スペックまとめ】
- PXG 0311 GEN8 P アイアン(PXG) ロフト角:30度(7番)|標準ウェイト:5g・5g
- PXG 0311 GEN8 XP アイアン(PXG) ロフト角:27度(7番)
- PXG 0311 GEN8 T アイアン(PXG) ロフト角:32度(7番)
- 組み合わせパーツ 使用シャフト:N.S.PRO ラグジュアリーブラック(日本シャフト) 使用グリップ:WELLMXS(ウェルミックス) ヘッド仕上げ:エクストリームダーク仕上げ