キャロウェイ X FORGED MAX 試打比較|打感・スピン・高さをバランス重視で選ぶなら?

キャロウェイから登場した話題の新作「X FORGED MAX(エックス フォージド マックス)」。 今回はその性能を、X FORGED/X FORGED STAR/APEX PRO AI SMOKE 200と比較しながら徹底チェックしていきます。飛距離重視のアイアンを使っていて、「グリーンで止まらない」「打感が硬い」と感じたことはありませんか? 今回紹介するキャロウェイの新作「X FORGED MAX」は、そんな悩みを解決する“ちょうどいい”性能バランスで注目されています。

【比較検証 | アイアン選び】X FORGEDシリーズ3モデルを打ち比べ!新作MAXは誰に刺さる?X FORGED MAX アイアン

【YouTube動画:5分45秒】


目次

X FORGED MAXとは? 特徴と進化ポイントをチェック

今回登場した「X FORGED MAX」は、キャロウェイの人気シリーズ「X FORGED」ラインの最新作。従来モデルの操作性や顔の良さはそのままに、重心の深さ・ソール幅のワイド化・ツーポケットキャビティ構造によって、さらなる打ちやすさと高さ、寛容性を実現しています。
今回のX FORGED MAXは、単なるスペック強化というよりも、“構えやすくて止まるアイアン”を追求したモデル。特にバックフェースのデザインは、日本の伝統工芸「江戸切子」からインスピレーションを受けた幾何学的なモチーフを採用し、視覚的にも所有感を満たす設計。
ロフト角は7番で32度と、X FORGEDより1度だけ立てたバランス型。飛距離が出すぎず、しっかり止まる“ちょうどいいセッティング”が魅力です。構えた時の安心感にも配慮されており、トップブレードの面取りをなくすことで、よりシンプルで構えやすい見た目に仕上がっています。


X FORGED/STAR/APEXとの性能比較|実測値でわかる違いとは?

ここからは、実際の試打を通して、各モデルとの違いを詳しく比較していきます。

X FORGED】(ロフト33度)

  • スピン量:6100rpm
  • 着地角:47度
  • 最高到達点:28.9ヤード

→ 球筋はほぼストレートに近く、打感の柔らかさと操作性の高さが際立ちました。伝統的な中・上級者向けアイアンとしての完成度が非常に高く、自分のイメージ通りに弾道をコントロールしたい方にはピッタリのモデルです。意図的なフェードやドローも打ち分けられる感覚があり、扱いがいのある一本です。

【X FORGED STAR】(ロフト29度)

  • スピン量:5500rpm
  • 着地角:45度近辺

→ ロフトが立っている分、キャリーはしっかり出て飛距離性能が高い一方で、スピン量はやや抑えめ。それでも高弾道でしっかり止める力があり、特にスピンが多くかかるプレーヤーにとっては、飛距離とグリーンでの収まりのバランスが取りやすいモデルです。操作性よりも直進性・高さを求めるプレーヤーに向いています。

【APEX PRO AI SMOKE 200】(ロフト30度)

  • スピン量:5800rpm
  • 着地角:45度以上

→ 打ってみた印象としては、やや重心距離が長く感じ、自然とフェースが開きにくい設計。そのため、球がつかまりすぎず、やや右に出る感覚がありました。スピンと高さのバランスは良好で、フェースローテーションをあまり使わないプレーヤーには非常に扱いやすいモデル。飛距離性能も安定しており、ストレート〜フェード系を自然に打ちたい方におすすめです。

X FORGED MAX】(ロフト32度)

  • スピン量:6600rpm
  • 着地角:50度以上
  • 最高到達点:35ヤード

→ 試打してまず感じたのは、圧倒的な高さとスピン量。キャリーの距離感が揃いやすく、ボールがピタッと止まる。ツーポケットキャビティ構造と深い重心設計により、しっかりと高さを出しながらも打感は驚くほどソフトで、操作性を犠牲にしていない印象です。振ってもつかまりすぎないので、スピンでグリーンに止めたいプレーヤーや、アイアンに安心感を求める方には非常にマッチします。

X FORGED MAXとSTAR、どう違う?

X FORGED STARは明確に飛距離重視の設計で、ロフトは29度と立ち気味。その分キャリーも出やすく、「とにかく飛ばしたい」プレーヤーには好相性です。
一方、X FORGED MAXはロフト32度でスピン量が多く、球が上がってしっかり止まる設計。「飛びすぎて困る」「止まらない」が悩みの人には、MAXの方が明らかにマッチします。特に「高さと打感の両立」を求めるプレーヤーにとっては、MAXが最適解になり得るでしょう。


どんなゴルファーに合う? X FORGED MAXの立ち位置

X FORGED MAXは、こんな悩みを持つ方におすすめです:

  • X FORGEDだと距離が足りない、弾が上がりすぎると感じている
  • X FORGED STARだと飛びすぎてグリーンに止まらない
  • APEXほど飛距離重視じゃなく、コントロールもしたい
  • やさしさ・高さ・止まりやすさのバランスを求めている

また、レベル別で見ると:

  • 中級者:「そろそろ操作性も意識したい」という方には最適
  • 上級者:「顔の良さ」と「止める性能」を両立させたい方にマッチ
  • 初心者:少し難しく感じる可能性はあるが、フィッティング次第で十分扱えるポテンシャルあり

いわゆる“飛び系”と“操作系”の中間に位置するモデルであり、キャロウェイらしい革新性と、4plusの視点で言うなら「ちょうどいいバランス」を体現するアイアン。
打感の柔らかさと、寛容性・高さ・スピン性能。この絶妙なバランスが「MAX」の名前にふさわしい実力を物語っています。


顔の良さも魅力!構えやすく“飛びすぎない”安心設計

構えたときのフェースの印象がいい、いわゆる「顔がいい」アイアンは、打つ前の安心感にもつながります。
このX FORGED MAXは、トップブレードの面取りをなくし、スッキリとした見た目に。サイズ感はそのままに、より「構えた瞬間に打ち出し方向がイメージしやすい」よう工夫されています。
打つ前の“違和感のなさ”や、弾道の出方を想像しやすいデザインは、スコアメイクにも大きく貢献します。また、X FORGED MAXは、UTやフェアウェイウッドと高さ・つながりの相性が良いので、アイアンを境にセッティングを組み直したい方にもおすすめです。


まとめ|“飛びすぎないMAX”を武器にする

X FORGED MAXは、ただ飛ばすだけのアイアンじゃありません。打感、操作性、そして“止まる”という大切な要素を兼ね備えた、まさに完成度の高いモデルです。高さが出て、止められて、それでいて優しい打感。顔も良い。そんなアイアン、なかなかありません。

このX FORGED MAXは、4plus市ヶ谷店・東宝調布店にて試打・フィッティングが可能です。
自分に合う1本を、ぜひ店頭で体感してみてください。

 

 

試打スペックまとめ|データで見る比較表

Callaway X FORGED MAX(キャロウェイ)

  • ロフト:32度|スピン量:6600rpm|着地角:50度超|最高到達点:35ヤード

Callaway X FORGED(キャロウェイ)

  • ロフト:33度|スピン量:6100rpm|着地角:47度|最高到達点:28.9ヤード

Callaway X FORGED(キャロウェイ)

  • ロフト:33度|スピン量:6100rpm|着地角:47度|最高到達点:28.9ヤード

Callaway X FORGED STAR(キャロウェイ)

  • ロフト:29度|スピン量:5500rpm|着地角:45度付近

Callaway APEX PRO AI SMOKE 200(キャロウェイ)

  • ロフト:30度|スピン量:5800rpm|着地角:45度以上
4plus(フォープラス)とは?

4plus Fitting Labo & Golf Salonは、ゴルフを愛するビギナーからベテランのゴルファーの方々に向け、『GEARS』を主軸とした最新鋭解析システムによるクラブ・フィッティングをはじめ、クラフト工房、ゴルフを語り合う仲間が集うゴルフ・サロンの運営…etc。ゴルファーへのユニークで楽しい時間を全方位で提供しています。

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